広大なこのネットの世界でみつけていただき、ありがとうございます。いつもどこかの空は晴れている。
きみどりと申します。
「価値のある終活」をするにあたっても「素敵に生きていく」ためにも、
是非に知ってもらいたい概念がありますのでお話しします。
現代だからこそ、いかに心豊かに人生を送るスタイルを身につけるか。
心豊かに送ったモン勝ち!
「価値のある終活」については
『自分の後始末は誰がする?一つの財産?終活には価値がある?』https://toyousomeday.net/quality-of-ending/を ご参照くださいませ。
「衣食住」から進化させて心豊かなライフスタイル。人生の概念
「遊休知美」という言葉を聞いたことはありますか?
世の中にどれほど浸透しているのかは わかりませんが、ライフスタイルをステップアップさせた考え方、生き方です。
まだ2000年を迎える前、当時わたしは大人としての常識が知りたくて、それが何かを教えてくれそうな本を探しに書店に行きました。
(当時はネットなど今のようには普及しておりませんので図書館か本屋さんで本から知識を得る、というのがひとつの手段でした)
手に取ったのは『「大人の女」のマナー』(中谷彰宏さん著者)
中谷さんの本なので自己啓発本的な内容で、素敵な女性への道しるべが、ひとつひとつ丁寧に書いてあり、
その中に「遊休知美」で生きるという提唱も書かれていました。
(『中谷彰宏さんWikipedia』https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E8%B0%B7%E5%BD%B0%E5%AE%8F)
簡単に言ってしまえば「衣食住」は生活の基礎、
それより「遊休知美」を念頭において人生楽しく心豊かにいきましょう。
というものなのですが、
よく遊び、良く休み、良く学び、美しくいる。
これを掘り下げると、わたしが最初に心に留めた概念構成は……
【遊】
人生何事も楽しくなくっちゃ♪と よく聞くほど何事にも遊びというものは とても大切。
ギュウギュウに詰め込むよりも余白が大事、余白という遊び。
もちろん何でも楽しむ とか、つまらないものからも楽しいものを見つける目 とか……
目も心も曇っていると遊びって意外と見つけられない。
そもそも人生においてこの【遊】という 文字が重要でないなら、芸術も娯楽や嗜好といったものにも文化は生まれなかったでしょう。
奥が深くて確かに一番最初に掲げるにふさわしい語だと思います。
【休】
休む、これは少しメリハリやメンテナンスの意味でも捉えていました。
よく働かなければ(動かなければ)休むって言えないんです。「動」あっての「静」。
わたしは自分の疲れや落ち込みへの感知が鈍く、ストッパーもバカになっている節があります。
周りから少し休んだ方が良い、などと言われてもピンとこないので聞き入れず、入院してしまったり引きこもったりした過去があります。
せっかく勢力的に動いていても、それではマイナスです。
メンテナンスも早い方が他への影響も負担も少ないはずです。
なのでこの【休】を意識的に気を付けるようにしました。
逆も然り。入院は療養であり、引きこもった期間はそれが日常なので やはり休みではないと思うのです。
【知】
人生死ぬまで勉強、とはよく言ったもので、毎日の1日1日に決して同じ時空はなく、常に新しい時間を過ごしているということ。
なので、毎日同じように感じても、また違う何かを知るかもしれない。
知識、学び、情報。これを得るのは向上心ともいえる。
いつの時代においても無知ほど怖いものはない。情報を制する者はなんとやら、だ。
そして【知】という財産は、かならず自分を助けてくれる。
【美】
内面・外見、色々なものにおいて人は美を探求し、皆が追い求めるもの。
美とはわかりやすい定義でありそうですが、わたしはこれをバランスの意味でも捉えていました。
バランス、その土台あってこそすべてがうまく廻るものです。
結局【美】とは、それがアシンメトリーであったとしても、バランスが整う、ということなのでしょう。
(『アシンメトリーとは何?』https://www.weblio.jp/content/%E3%82%A2%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%83%A1%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%BC)
なのでここでは「遊休知」を最後にこの【美】のバランスで繋いで完成するのだと思いました。
「遊休知美」という完成された言葉
「衣食住」においては原始人でもやっていました。今この現代に身を置いているのです。
中谷さんによって綺麗に紡ぎ出された「遊休知美」という概念。
当時ボンヤリ考えていたことがしっかりとした言葉となり、えらく感銘を受けたことを覚えています。
わたしは「遊休知美」のその字面、
というか語呂感はバラバラに感じ、なんとなくしっくりはこないのだけれど、
やはりこの漢字がすべてで、それ以外には無いのです……
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あくまで当時のわたしのフィルターを通したものではありますが、
あの時ひとりの女の子が、その道しるべを見つけ歩き出し、今でも変わらずそれが わたしの考えの原点の言葉 となっているのだと思います。
提唱者はわたしではありませんが「遊休知美」が誰かの人生も彩ることができたら嬉しいです。
最後まで見ていただきありがとうございます。
きっと今この文字を見ている方は 人生をもっと綺麗な色にしたいな と思っているのではないかな、と想いを馳せらせて……